弁護士が不倫・浮気による慰謝料請求をしたい人から依頼を受けた場合、まずは慰謝料請求の根拠や請求額などを記載した内容証明郵便などの書面を不倫・浮気相手に送付し、示談交渉をスタートするのが通常です。
しかし、昨今では、慰謝料請求の依頼を受けた弁護士がこうした書面の送付をせずに、いきなり不倫・浮気相手に電話を掛けて、電話口で慰謝料請求を行うケースが散見されます。
当事務所でも、このような電話請求を受けた方からのご相談をいただくことがありますが、弁護士からの突然の電話に気が動転し、また、質問攻めにされたり、脅しまがいとも取れるような物言いで慰謝料を請求されたりして、困惑されたという方が多いです。
このような電話請求への対応に疲弊し、精神的に相当追い込まれていらっしゃる方も少なくありません。
弁護士からの電話請求への対応方法
法律の専門家でない方が弁護士と口頭で交渉をするのは負担が大きく、冷静に対応することができないのが通常ではないでしょうか。
慰謝料請求を受けることだけでも精神的負担は相当のものであるというのに、弁護士と直接渡り合って口八丁手八丁で追い込まれては勝負になりません。
こちらも弁護士に相談のうえ、対応していくのが基本となるでしょう。
弁護士からの電話による慰謝料請求を受けた場合には、「検討したいので、数日時間がほしい」、「こちらも弁護士に相談して、対応を考える」などと答えて、早めに弁護士にご相談いただくことをお勧めします。
慰謝料の支払には応じると話してしまったとしても、示談書の取り交わしが済んでおらず、支払もしていないのであれば、こちらも弁護士を立てて減額交渉をする余地は十分にあります(逆に、示談書にサインしてしまったり、慰謝料を支払ってしまったりした後は、その取り消しは極めて困難なのが通常です。ですので、そうなる前に弁護士にご相談いただきたいのです)。
弁護士からの電話による慰謝料請求を受けてお困りの方は、まずはお気軽に当事務所にご相談いただければと存じます。
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