事案内容:離婚
依頼者:20代の女性(主婦)
相手方:30代の男性(会社員)
結婚歴:1年半
子ども:1人

1 夫婦の状況

依頼者は、性格の不一致などが原因で子どもを連れて家を出て、別居を続けていました。

2 相談・依頼のきっかけ

依頼者は、夫と離婚の話し合いをしてみたものの、「夫が親権を主張したり、急にDNA鑑定をするなどと言ってきたりして、話が前に進まない」「このままだと話し合いが進まないので、弁護士に依頼したい」とのことで、ご相談・ご依頼いただきました。

3 当事務所の活動

当事務所の弁護士は、すぐに夫に連絡を取り、離婚に向けた交渉を始めました。
夫は、「しばらく考えさせてほしい」と述べて離婚に同意せず、時間を置いて連絡しても、「考えている」、「しばらく時間が欲しい」と繰り返すばかりでした。
そこで、当事務所の弁護士は、依頼者と相談の上、夫を話し合いの場につかせて、離婚の話を進めるため、調停を申し立てました。

4 当事務所が関与した結果

1回目の調停でも、夫は、「まだ離婚するかどうか決めていない」、「考える時間が欲しい」と述べてきました。
そこで、当事務所の弁護士は、1回目の調停が終わり、2回目の調停までの間に、夫へ連絡し、離婚に応じるように求めていきました。
また、その中では、①2回目の調停で離婚に同意しない場合には、調停を不成立にした上で、すぐに裁判を申し立てる予定であること、②裁判となれば、別居期間から見て離婚が認められると考えられること、③長引くようであれば、離婚が成立するまでの間の婚姻費用(依頼者と子どもの生活費)を請求していく予定であることなどを伝えました。

その結果、2回目の調停で、夫は離婚に同意し、親権者を依頼者として、養育費や面会交流に関する取り決めをした上で、調停を成立させることができました。

5 解決のポイント(所感)

離婚の協議や調停は、相手方が離婚に同意しないと進めることができないため、相手方の言い分もある程度は聞く必要がありますが、かといって相手方のペースに合せていると、まったく話が前に進まないという事態にもなりかねません。
また、調停は、基本的に月1回のペースで行われるため、この期日のペースで話し合いをしていれば、離婚の成立まで時間がかかるということもあります。
そのため、出来る限り早期に離婚を成立させるためには、こちらのペースで進めて行くこと、調停の期日の間にも連絡をとって話を進めて行くことがポイントとなってきます。
本件では、相手方の態度を踏まえると、協議では時間がかかることが予想されたことから、すぐに調停に移行し、かつ、調停の期日間でも連絡を取って話を進めることで、2回目の調停期日で離婚を成立させることができました。

6 お客様の声

弁護士さんにお願いをして、本当によかったと思っています。
自分では、ここまで、できなかったと思うので。
心から感謝しています。
ありがとうございました。

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