モラハラ(モラルハラスメント)とは、精神的な虐待、言葉や行動・態度による嫌がらせのことです。
家庭内でのいじめのようなものです。
モラハラは、DV(配偶者暴力)とは異なり、身体的な苦痛を与えるものではありません。
言葉や行動・態度によって精神的な苦痛を与えるのが、モラハラです。
モラハラをする人の特徴は、①自己顕示欲が強いこと(プライドが高く、外面を気にする傾向がある)、②自分の非を認めないこと(例えば、自分の不倫が発覚しても、「浮気をさせるようなお前が悪い」などと責任転嫁したり、「誰のおかげで飯を食えているんだ」などと話をすり替えたりする)、③急に怒り出すこと(例えば、テレビを見ていると、急に「うるさい」などと怒り出す。定期的に怒ることで、夫婦に上下関係を作ろうとする)、などがあります。
モラハラをする人は、外面がとても良く、周囲からは「いい人」と評価されることが多いです。
そのため、モラハラ被害を受けても、周りに理解されず、ひとりで抱え込んで我慢し続けてしまうケースも少なくありません。
しかし、モラハラは直ることはまずありませんし、そのままにしておくとエスカレートしていくこともあります。
モラハラの被害を我慢し続けても、解決することはないのです。
モラハラの被害で苦しんでいる方は、まずは離婚問題に詳しい弁護士にご相談いただくのがよいでしょう。