当事務所には、離婚問題に関するご相談・ご依頼が多数寄せられていますが、数年以上の長期間にわたって配偶者と別居状態にあるものの、離婚の話がまったく進まないとのことで、ご相談にお見えになる方も少なくありません。
中には、10年以上も別居を続けているという方もいらっしゃいます。

このようなケースでは、離婚の話し合いを配偶者に持ち掛けても、まともな話し合いにならないために、離婚を成立させられないまま、長い期間が過ぎ去ってしまったという例が少なくありません。
中には、離婚の話し合いがしたくても、そもそも連絡が取れない、無視されるという例も見られます。

そして、「このままずるずると形だけの夫婦関係を続けていても仕方がない」、あるいは「将来的に夫婦のどちらかが死亡したときに、相続の問題が出てきてしまう」などといったお考えから、弁護士に相談のうえ、離婚の話を本格的に進めていくことを決断される方が多いようにお見受けします。
また、年齢の高い方ですと、「子どもはすでに成人して独立したのだから、親である自分たち夫婦の関係を早く清算したい」、「自分はもうすぐ定年退職だから」、あるいは「定年退職したから」といったことも、ご相談に来られた動機としてよくお聞きします。

別居期間が相当長期に及んでいるケースでは、婚姻関係が破たんしているものとして、離婚原因ありと認められるのが通常です。
ご自身だけでは解決できなかった場合でも、弁護士が介入して配偶者と協議することで、配偶者が観念して離婚に応じてくることも想定されます。
ただし、このようなケースでは、配偶者が離婚の話にまったく耳を貸さないことも少なくないのも事実です。
そのため、家庭裁判所での離婚調停や離婚訴訟も見据えた対応を考えていくのが基本となります。

このように、長期間こう着状態にあった離婚問題でも、当事務所にご相談・ご依頼いただき、当事務所の弁護士が介入したことで、解決に向けて動き出したケースは多いです。
協議離婚で解決したケースもあれば、離婚調停や離婚訴訟に進むケースも少なくないですが、いずれにせよ、当事務所が関与したケースでは、ほぼ離婚成立に至っています。
長期間の別居状態が続き、離婚問題の解決が塩漬けとなっている方は、お気軽に当事務所にご相談いただければと思います。
当事務所の弁護士が、長きにわたる離婚問題に決着を付けるべく、力強くサポートして参ります。

(弁護士・木村哲也)

ご相談のご予約

当事務所の弁護士が書いたコラムです。ぜひご覧ください。

No 年月日 コラム
37 R6.9.30 モラハラ夫との離婚後のトラブルを防ぐためのポイント(弁護士・神琢磨)
36 R6.9.4 離婚する専業主婦の年金分割について(弁護士・下山慧)
35 R6.4.1 住宅を任意売却する場合のタイミングは?(離婚前?離婚後?)(弁護士・下山慧)
34 R6.2.21 養育費が支払われなくなったときの対応(弁護士・畠山賢次)
33 R5.8.7 モラハラの冤罪・偽装・でっち上げへの対処法(弁護士・木村哲也)
32 R5.6.27 「子どもを考えるプログラム」について(弁護士・木村哲也)
31 R5.4.11 モラハラの被害に遭われた方へ(弁護士・木村哲也)
30 R4.12.6 配偶者からの誹謗中傷への対処(弁護士・畠山賢次)
29 R4.10.18 離婚における公正証書作成のポイントを弁護士が解説(弁護士・山口龍介)
28 R4.10.6 別居中に配偶者や弁護士から連絡が来た場合の対処法(弁護士・荒居憲人)
27 R4.8.16 DV冤罪・偽装DV・でっち上げDVへの対応方法と予防策(弁護士・木村哲也)
26 R4.8.10 「妻は夫に無断で子どもを連れて黙って家を出れば、子どもの親権を取ることができる」は本当なのか?(弁護士・木村哲也)
25 R4.7.1 多産DVとは?妻ができる解決方法と相談窓口について(弁護士・荒居憲人)
24 R4.2.17 青森市に「青森シティ法律事務所」を開設しました。(弁護士・木村哲也)
23 R3.1.21 親権者変更が認められる類型と手続(弁護士・木村哲也)
22 R3.1.18 離婚・別居時の夫婦間の子どもの奪い合いトラブルの解決手続(弁護士・木村哲也)
21 R2.5.11 LINEでのビデオ通話による法律相談対応を開始しました。(弁護士・木村哲也)
20 R2.3.5 婚姻費用分担の審判を家庭裁判所に申し立て、その審理中に離婚が成立した場合であっても、婚姻費用分担の請求権は消滅しないとの最高裁判所の判断が示されました。(弁護士・畠山賢次)
19 R2.1.21 養育費・婚姻費用の算定表が改訂されました。(弁護士・畠山賢次)
18 H31.4.23 バックアッププランのご案内(弁護士・木村哲也)
17 H30.9.18 DVの被害に遭われた方へ(弁護士・木村哲也)
16 H29.10.31 不倫慰謝料問題に特化した専門サイトを開設しました。(弁護士・木村哲也)
15 H29.10.11 小さいお子様をお連れの方も、安心して当事務所をご利用ください。(キッズスペースのご案内)(弁護士・木村哲也)
14 H29.8.4 面会交流への寛容性は、親権者判断にどの程度影響してくるのか?親権が争われた裁判で、父親が逆転敗訴した事件から見える親権者判断の現状。(弁護士・山口龍介)
13 H29.6.12 離婚調停を弁護士に依頼するメリット②(弁護士・山口龍介)
12 H29.6.7 離婚調停を弁護士に依頼するメリット①(弁護士・山口龍介)
11 H28.9.28 長期間別居している方の離婚について(弁護士・木村哲也)
10 H28.1.6 相談料は初回無料です。お気軽にご相談ください。(弁護士・木村哲也)
9 H27.6.1 産後クライシスについて(弁護士・山口龍介)
8 H27.5.20 不倫・浮気のケースにおける秘密録音のポイント(弁護士・木村哲也)
7 H27.5.13 録音した音声は訴訟(裁判)で証拠として使えるか?(弁護士・木村哲也)
6 H27.4.1 子どもとの面会交流を諦めていませんか?(弁護士・木村哲也)
5 H27.4.1 不倫・浮気の証拠となるメールを発見したときの対処法(弁護士・木村哲也)
4 H27.3.10 婚姻費用の分担請求をご存知ですか?(弁護士・山口龍介)
3 H27.3.10 裁判官は実際のところどうやって親権を決めるの?(弁護士・山口龍介)
2 H27.3.10 親権者と監護権者を分けるという考え方は基本的に誤りです。(弁護士・木村哲也)
1 H27.3.10 親権者を決める際は慎重に(弁護士・木村哲也)